肝臓を元気にしておきたい、これだけの理由
近年、健康に役立つ色々な番組が放送されるようになりましたが、先日の林先生の「今でしょ講座」という番組にて、とても興味深い内容が紹介されていました。
それは「肝臓」についてです。肝臓はお酒と関係が強いというイメージがありますが、実は、肝臓の健康は突然死との関係性がとても高いらしいのです。
今、日本では脂肪肝の人が、成人で3人に1人ぐらいだと言われています。さらに、突然死のリスクは健康な人と比べて、35.8倍にもなるというのです。これは驚くべき数字ですね。
医学会では突然死のリスクが脂肪肝にあるとして、近年大きな注目が集まっています。
肝臓には、栄養素を脂肪にして蓄える働きがあります。しかし、冬の間は運動不足になりがちな上に、飲んだり食べたりする機会が多いので、肝臓が悪くなってしまいがちです。
冬に弱りきった肝臓を元気にするためには、春にリフレッシュさせることが重要なんですね。
脂肪肝の人はこの30年で3倍も増えており、太っていない人でも脂肪肝になるケースが増えているそうです。その原因は、無理なダイエットにあります。
また、肥満と高血圧、糖尿病、高脂血症は「死の四重奏」と言われており、脂肪肝の人はこの4つが揃いやすいと言われています。
肝臓は、復活する臓器!〜脂肪肝対策〜
肝臓を元気にしたり、脂肪肝を改善、予防するための方法には、以下のようなものがあります。
1.高カロリーな大好物は、昼2時に食べる
脂肪を溜め込む司令を出すものを「ビーマル1」というのですが、ビーマル1が一番少ないのが14時です。夕方から夜にかけてビーマル1は著しく高くなり、深夜はピークに達してしまいます。
このため、高カロリーなものを夜間帯に食べると脂肪として蓄積されやすくなります。一方、14時ぐらいを中心とした日中帯はビーマル1が弱いので、脂肪が溜まりにくいです。
2.脂肪を溜まりにくくしてくれる「鮭」を食べる。
鮭にはDHAが多く含まれています。DHAには中性脂肪の生成を抑え、脂肪の分解を促し、脂肪を追い出す働きがあります。鮭は弱った肝臓には良くないと言われる鉄分が少ないので、肝臓を元気にするためには鮭がおすすめです。
ただ、焼き鮭などの鮭料理を頻繁に食べるのは大変なので、そのよな時は「鮭フレーク」が良いです。ご飯のお供として、鮭を手軽に食べることができます。
お酒を飲み過ぎた時に、名医がやっている対処法
また、お酒を飲み過ぎた時に肝臓への負担を減らし、次の日に残さないようにするためには、以下のような方法が有効だそうです。
・お酒を飲む前にタマゴかけご飯を食べる。
タマゴの中にはアミノ酸が豊富で、アミノ酸は肝臓を助ける働きがあります。卵は生で食べるのがポイントです。
・飲んでいる時に、お水を多めに飲む
お酒を飲んでいる時に、お酒の1.5倍ぐらいのお水を飲みます。お酒を飲むと尿が出やすくなります。このため脱水のケアをしなければ、翌日にお酒が残りやすいそうです。脱水は血液の状態を悪くしてしまい、全ての臓器に悪影響を及ぼします。あらかじめ水を摂取しておくことも重要です。
・飲んだ後は出来るだけ長く起きている。
すぐに寝てしまうと、アルコールの分解が遅れてしまいます。翌朝元気に過ごすためには、飲み終わってからなるべく起きておくことが大切です。
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