心筋梗塞、心不全、脳腫瘍、くも膜下出血のサイン・兆候
人間は大病を患うとき、体のどこかにサインや兆候が出るケースが非常に多いです。
大切なのは、その重要なサインを気付けるかどうか。「このくらい大丈夫!」なんて思ってそのままにしておくと、いつの間にか重大な病気が進行してしまう危険性があります。
今回は心筋梗塞、心不全、脳腫瘍、くも膜下出血の4つの病気に焦点をあてて、それぞれのサインや兆候をまとめてみました。 心筋梗塞
心筋梗塞とは、心臓を取り巻く大切な血管「冠動脈」が詰まってしまい、血液が不足してしまう状態です。医療技術の進歩により死亡率は下がっていますが、油断はできません。
まず2〜3ヶ月前のサインとして知られているのが「喉の違和感」です。特に何か詰まっているわけでもないのに、違和感を感じる。
心臓などの内臓は痛みに対して鈍感であり、皮膚のように痛いを感じることができません。しかし、それでも体は体内の異変を何とか伝えようとして、敏感な神経が脳へとサインを送ります。これが喉の違和感になって表れるそうです。
医学的には関連痛というのですが、これは他の病気と間違えるケースがとても多いと言われています。このため、いつもと違う痛みを少しでも感じたら、要注意です。 心不全
心機能が著しく低下する病気で、血液を送るポンプの力が低下するために起こります。心不全は完治が難しい病気だけに、早期発見が重要です。
症状としては、半年ぐらい前に「夜間にトイレに2回以上行く」ことがあげられます。心臓から送られる血液が減ると、腎臓への血流も悪くなるので作られる尿の量も減ります。(脚の方に血液が溜まりやすくなります。)
しかし、夜横になると腎臓にも血液が溜まるようになり、尿が活発に作られるようになります。それで尿が増えてしまうわけです。
また、発症1〜2週間前に見られる兆候には、「息切れ」などがあげられます。普通に歩いているだけなのに息切れするようになったら要注意です。すぐに医師の診察を受けましょう。 脳腫瘍
半年前ぐらいのサインとして、「朝、頭痛で目覚めること」があげられます。1日中頭痛があるのであれば他の要因が考えられますが、朝目覚めた時だけ痛いのは要注意です。脳腫瘍が酸素や二酸化炭素の通りを悪くするために、頭痛が発生しています。
また、2ヶ月前ぐらいの兆候としては「頻繁に物を落とすこと」です。ペンやお箸など、しっかり持っているつもりでも落とすようになったら要注意です。脳腫瘍によって、脳の神経が圧迫されている可能性があります。 くも膜下出血
脳動脈瘤の破裂によって起こる病気で、強烈な頭痛に襲われます。そのまま死に至るケースも少なくありません。
くも膜下出血のサインとしては、3ヶ月前ぐらいに「物が二重に見えたり、かすんでみえたりする」ことが上げられます。これは脳動脈瘤によって片目の動きが阻害されているのが原因です。
老眼と勘違いしやすいのですが、確認の仕方としては、まずは片目ずつ見てみます。そして両目とも、あるいは片目だけが見づらい場合は老眼の可能性があります。
しかし、片目で見た時に両方ともちゃんと見えている場合は要注意です。片目の動きが阻害されているために、二重に見えているのかもしれません。なので、医師の診察を受けた方が無難です。
また、くも膜下出血の数時間前の兆候としては、瞳孔の大きさが異なるケースがあります。これは脳動脈瘤が神経を圧迫しているためで、緊急性が高いです。すぐに病院に行く必要があります。
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